【植物バイオ産業の未来を拓く企業】

カラハリスイカ・シトルリンや抗酸化・光合成など植物バイオの植物ハイテック研究所(PHIT) カラハリスイカ・シトルリンや抗酸化・光合成など植物バイオの植物ハイテック研究所(PHIT)
植物ハイテック研究所(PHIT)の研究、カラハリスイカ
植物ハイテック研究所(Phit)のカラハリスイカ研究
どうしてカラハリスイカは、強光・乾燥・高温などの環境ストレスに強いのか? 
カラハリスイカのストレス耐性機構について、奈良先端科学技術大学院大学で詳細な研究が行われています。

植物ハイテック研究所では、そのカラハリスイカの生命力に注目し、健康と美容に役立てる商品の開発を行っています。
砂漠の水がめ、カラハリスイカ
スイカの原産地と言われるカラハリ砂漠の乾季には、カラハリスイカの実が一面に観察されます。

カラハリスイカの実は乾季においても水分をしっかりと保持しており、
カラハリ砂漠で暮らす狩猟遊牧民サンから砂漠の水がめと呼ばれています。 

保存性の高いカラハリスイカの実は、飲料、料理、洗浄水、飼育動物の食べ物として古くから親しまれてきました。
カラハリ砂漠の乾季に適応するカラハリスイカ
【カラハリ砂漠の乾季に適応するカラハリスイカ】
カラハリスイカの断面
【カラハリスイカの断面】
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科の横田教授・明石助教らの研究グループによって、
カラハリスイカの生理・代謝・環境応答などの分子メカニズムが次々と明らかにされてきました。

カラハリスイカは、環境ストレスに伴ってタンパク質と代謝産物の構成を劇的に変化させ、
また根や葉の形態を巧妙に変化させることで、ストレス環境に適応していることがわかってきました。
カラハリスイカの機能特性
カラハリスイカの果汁には、健康と美容に様々な効能があることが解ってきました。

優れた抗酸化性
カラハリスイカの実は、抗酸化成分を豊富に含んでいます。

有効成分の一つは、アミノ酸の一種であるシトルリンです。
シトルリンは活性酸素の一種である有毒なヒドロキシラジカルを消去する能力に非常に優れています。
カラハリスイカの果汁は高い抗酸化活性を示しますが、その能力の一部分がシトルリンによる効果です。
しかしその大部分は未知なる抗酸化物質による効果であることが解ってきました。

また抗酸化機能に関連して、
カラハリスイカの果汁が、紫外線によるヒト皮膚細胞の障害を緩和することが示唆されています。

高い保湿性
カラハリスイカ果汁は、高い保湿効果を示すグリセリンと同等に、高い保湿性を有していることが示されています。
カラハリスイカの抗酸化効果 カラハリスイカの保湿効果
その他の健康に関わる効果
カラハリスイカに豊富に含まれているシトルリンは、NO生産を介した血管拡張作用や血流促進作用があり、
結果的に血流改善、動脈硬化予防、精力増強、疲労回復など様々な健康促進効果を示すことで知られています。
【関連特許】
・特許3843298号「シトルリンを含有する活性酸素消去剤」
・特許4887499号「野生種スイカ抽出物を含有する活性酸素消去剤ならびに保湿剤」

【関連文献・雑誌】

中島綾香、小川太郎、鈴木健吾、横田明穂(2015)
カラハリスイカエキスの化粧品原料としての有用性 FRAGRANCE J 43(4): 78-83.

小川太郎(2012)カラハリスイカ果汁の多機能特性. FOOD STYLE 21. 16: 87-89 

Akashi K, Yoshida K, Kuwano M, Kajikawa M, Yoshimura K, Hoshiyasu S, Inagaki N, Yokota A (2011) Dynamic changes in the leaf proteome of a C3 xerophyte, Citrullus lanatus (wild watermelon), in response to water deficit. Planta 233: 947-960.

Akashi K, Miyake C, Yokota A (2001) Citrulline, a novel compatible solute in drought-tolerant wild watermelon leaves, is an efficient hydroxyl radical-scavenger. FEBS Lett 508: 438-442.

Kawasaki S, Miyake C, Kohchi T, Fujii S, Uchida M, Yokota A (2000) Responses of wild watermelon to drought stress: accumulation of an ArgE homologue and citrulline in leaves during water deficits. Plant Cell Physiol 41:864–873.